今回紹介するのは、警視庁についてです。剣道における日本の3大警察は、大阪府警、神奈川県警、そして今回紹介する警視庁です。そこで今回は、警視庁がなぜそれほど剣道界において強いのか、そして警視庁に所属する優秀な剣士たちを紹介していきます。
剣道のプロ「特錬生」
警察に奉職をしながら剣道をする人たちの中でもトップ数%の人しか所属を許されない、というよりそもそも入れない特別な組織があります。それが「特錬生」です。毎年日本一の剣豪を決める全日本剣道選手権大会において警察官が優勝をする事が多いのですが、圧倒的にこの「特錬生」が優勝をかっさらっていきます。言葉で伝えるより彼らがどんな稽古をしているかを見て頂いたほうが良いかと思いますので、先ずは下記の動画をご覧ください。
毎日稽古を行い、非常に集中した中で全国のトップレベルの選手たちと稽古をするわけですから力の上がり方が他の一般の警察官に比べると段違いになります。
そしてそんな「特錬生」の中でも全国トップレベルなのが、東京警視庁、大阪府警、神奈川県警なのです。警視庁は非常に歴史もあり強いチームで、これまでに何名も世界大会進出者や全日本剣道選手権大会の覇者を輩出しています。長い伝統が強さへと変わり、それに憧れる期待のホープたちがまた参加をするという好循環が巡っています。
警視庁を代表する日本をしょって立つ剣豪たち
厳しい稽古を日々乗り越え、技術的にも精神的にもレベルを上げている選ばれた精鋭中の精鋭の中でも一際輝きを放ち、成果をあげている警視庁のエースたち並びに、今後活躍が期待されるホープを紹介していきます。今回紹介する選手は警視庁のみならず、日本の剣道界をしょって立つような代表的な選手たち及びその予備軍です。
内村選手
剣道をしていてこの名前を聞いた事がないという人はいないでしょう。剣道日本一を決める全日本学生剣道選手権大会でなんと3回も優勝をしたことがある現役最強の剣士です。さらに2018年に行われた大会では大会最年長ながら準優勝という素晴らしい成果をあげています。彼の伝説は中学時代に始まるため、その頃からずっと勝ち続けている事になります。まさに「生きる伝説」と呼ぶにふさわしい大剣豪です。名門九州学院中学・高校を卒業した後、明治大学へと進学した内村選手は奉職先として警視庁を選びました。その後の活躍は先ほど申し上げた通り、現役選手の中でも最強という称号が最も似合う選手でしょう。
畠中選手
畠中選手は大学剣道の名門国士舘大学の出身です。機動力のある剣道を展開しており、個人での全日本剣道選手権での優勝こそないものの団体戦で何度も警視庁を優勝に導く重要な選手です。
竹ノ内選手
筑波大学在学時に史上最年少21歳と5カ月で全日本剣道選手権を制するというとんでもない事をやってのけた逸材です。世界大会にも既に選出をされており、警視庁においても1年目からレギュラーを張っています。全国の剣豪中の剣豪が集まる警視庁において1年目からレギュラーを張る事がどれほど凄い事かは私たちが想像できるレベルをはるかに超えている事だけは間違いありません。ガッシリとした体格が武器でかつ非常に器用な一面もあるため、今後ますます活躍が期待されます。
宮本選手
畠中選手と同じく国士舘大学出身の宮本選手は大学時代に全日本学生剣道選手権で3位になり、警視庁においても1年目から結果を出しています。中学時代は全国優勝、高校は茨城県の強豪校水戸葵陵高校で、国士舘大学においても主将を務めるなど実力だけでなく人格面でも期待の出来る選手です。チームを纏める力も十分に持っています。
最後に
いかがでしたでしょうか。警視庁は未来の日本剣道をしょって立つ重鎮及び期待のホープたちが揃っている組織です。そしてその中でも選ばれた人だけが入れる「特錬生」に名を連ね最強の剣士になるために日夜稽古に励んでいます。彼らの存在を見ていると日本の剣道の未来も明るいなと思えます。実力のみならず人としても器の大きい彼らですから、警察という職業も任せて安心ですね。さて、今年も高校・大学と新たな期待の星が続々と生まれていますからそんな期待の新人たちが奉職先として警視庁を選ぶ日も間近に迫ってきています。今後の剣道界をますます盛り上げるためにも是非意気込んで奉職されて欲しいですね。そして、歴戦の勇者である先輩たちにも実力だけでなく人としての姿勢も示し、未来につなげていってほしいと思います。
剣道大好きまっすーです。
剣道好きな人に喜んで頂ける記事を多数書いていきたいと思います。
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