剣道は身長低いと不利だと思っていませんか?確かに身長が低いとリーチも長くありませんし、攻めを効かせるのもなかなか難しいですよね。
私自身、中学生の頃は、クラスでも一番身長が低くて、中1で試合にでたときにはネットの掲示板には小学7年生といじられたことなんかもありました。しかし、小さくてもできることはあって、小さいなりの試合運びで勝つことができるというのが、小さかった私の感覚です。
今回は小さくても活躍する選手を紹介したいと思います。身長が低くてお悩みの剣士はぜひ参考にしてください。
内村 良一
まずは、内村選手について紹介します。日本最強の選手といってもよいですね。実績は以下の通りです。
【中学時代】
1995年 全国中学校剣道大会(個人優勝・団体優勝)
1998年 全国高等学校剣道大会(個人優勝・団体優勝)
【高校生】
1998年 玉竜旗高校剣道大会(団体優勝)
1998年 魁星旗(優勝)
2001年 第47回関東学生剣道選手権大会(個人優勝)
2002年 第48回関東学生剣道選手権大会(個人優勝・2連覇)(同大会2連覇は史上3人目)
【世界剣道選手権大会】
2006年 – 第13回(台湾大会) : 団体3位(先鋒)
2009年 – 第14回(ブラジル大会): 団体優勝(先鋒・中堅)
2012年 – 第15回(イタリア大会): 団体優勝(先鋒)
2015年 – 第16回(日本:東京大会): 団体優勝(大将)
【全日本剣道選手権大会】
2005年:準優勝
2006年:優勝
2007年:ベスト8(優秀選手賞)
2009年:優勝
2010年:準優勝
2011年:第3位
2012年:準優勝
2013年:優勝
2014年:3回戦敗退
2015年:2回戦敗退
2017年:準優勝
2018年:準優勝
こんなにも実績のある選手は他にいないんじゃないでしょうか。。内村選手の身長は、170cmと平均身長よりやや低めといった形ですね。しかし、力強さはあり、大柄の竹ノ内選手を場外に押し出して勝ったこともあるほどです。
私が、内村選手を見ていて参考になると思うのは、先をかけるところです。常に先をかけて間合いをつぶして、身長の高い人が得意な遠間にして余裕を持たせないのは、身長の低い人が参考にすべきポイントだと思います。内村選手が返し胴を決める時は、先をかけて前に出ながらのことが多いため、以下の動画は参考になるかと思います。
梶谷 彪雅
お次に紹介するのは、身長165センチの梶谷選手です。元九州学院、現明治大学の選手ですね。梶谷選手といえば、あの黄金時代の九州学院を引っ張った主将として有名です。高校3年の時には、インターハイで個人準優勝、団体では優勝を果たしています。
梶谷選手の参考になると私が思う点は、技の多彩なところです。それぞれの打突部位を起用に使い分けるのは当然のことながら、フェイントにも多くの種類があり、1回見ただけではどうやって技が繰り出されているのか、簡単には分かりません。そんな梶谷選手ですが、個人的に梶谷選手らしい試合だなと感じるのが以下の試合です。
梶谷選手のフェイントが抜群に生かされている試合だなぁと思います。身長が低い選手は、相手に威圧を与えるのが難しいので、フェイントは使いこなせるとよいですね。
梅ヶ谷翔
最後に紹介するのは、身長168センチの梅ヶ谷翔選手です。梅ヶ谷選手といえば、玉竜旗での伝説の11人抜きが有名ですよね。
私が梅ヶ谷選手を参考にしている部分は、引き技です。上記動画でも、引き技をたくさん決めています。打つタイミングや崩し方は非常に参考になる部分かと思います。
引き技は身長という自分の体に関わらず、練習をすればするほど上達する技なので、成果もでやすいのではないかと思っています。私自身、中学時代は身長が低かったので、引き技を一つの得意技にしていました。引き技は、決められると一番良いですが、決めることができなくても、惜しい技をくりだすことで試合の流れを引き寄せられるのが良い点です。引き技を積極的に打って、試合の流れを引き寄せてから、最終的には前に出る技で一本を決めて勝つというのも視野に入れて練習をするとよいでしょう。
まとめ
剣道は身長が低くても勝てる競技です。それは、これまで数々の有名選手の結果を見れば明らかでしょう。今回は有名選手を紹介しましたが、身近にいる選手でもよいので、誰かの剣道を真似しながら成長するというのは1つの手かもしれませんね。
それでは!
1995年生まれ。
本サイトを運営しています。
小学3年生から剣道を始めました。
あんまり自慢にはなりませんが、
5年生で県大会準優勝。中学、高校県ベスト4。と賞を頂いたことがあります。。
大学では剣道部がなかったため、やりませんでしたが、23歳で剣道再開しました。
久々の剣道めっちゃ楽しいけどめっちゃしんどい。笑
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