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孤高の天才剣士:竹ノ内佑也選手は日本の剣道界をしょって立つこと間違いなし

剣道
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日本の剣道界をしょって立つ事間違いなし。

「竹ノ内佑也」
その名を聞くと剣道界にいる誰もが驚きを隠せない顔で「彼は将来日本の剣道界をしょって立つ男だ」と間違いなく言う。今回は学生でありながら日本中の猛者が集まる全日本剣道選手権大会で優勝を果たした神童「竹ノ内佑也」氏の魅力を掘り起こしていきます。

怪物 竹ノ内佑也 史上最年少優勝 第62回全日本剣道選手権

1993年6月3日、宮崎県に生まれた佑也少年はなんと若干3歳にして剣道をはじめ、7段を持つ父親より剣道一筋の英才教育を受け、幼い頃からみるみる頭角を現します。剣道の最高段位は8段とされていますので、間違いなく日本最高峰の教育を受けたサラブレッドです。

身長178cm、体重82kgと体格的にも恵まれまさに黄金ロードを歩んできた竹ノ内選手ですが、得意技は面、構えは中段とスタイルに関しては意外とシンプルです。逆にまさに王道の剣道という剣道を見せてくれます。正真正銘の実力者です。

小学生の頃から周りを寄せ付けない強さ

その強さは折り紙付きで、小学生の頃から既に敵なしの状態でした。小学6年生時に全国大会に出場し、個人準優勝、宮崎市立高岡中学校在籍時には夏の全国大会で優勝。また、福岡大学附属大濠高校在籍時には名将・黒木貞光監督のもと2年時から大将を務め、父からだけでなく名高い師からの教えもこいながら、インターハイ・玉竜杯において2年連続優勝などのタイトルを総なめにし、一躍その名を全国にとどろかせました。

その後、筑波大学に進学をし、第62回全日本剣道選手権において初出場ながら21歳5か月という史上最年少の若さで優勝を果たす快挙を果たし、さらに学生としては43年ぶりの優勝というとんでもない記録を打ち立てています。その功績をかわり世界大会の日本代表選手として学生で唯一選ばれました。

そもそも学生が日本一になる事はどれほど凄い事なのか

剣道というと皆さんがイメージされる段位を持つ人たちは皆、それなりに年のいった人たちでないだろうか。そもそも剣道で最も強いとされるのは30~35歳と言われており当然のことながら世界大会の日本代表選手たちもその年代の人たちが主力選手として選出されています。そんな中で彼は若干21歳という若さで優勝を遂げた事から間違いなく怪物である事が分かります。最も強くなるとされる年代まであと5~10年ほどある彼の今後の成長には目が離せません。逆に見方を変えれば、彼は全国の剣士たちから標的とされる立場になったわけです。勝って当たり前と言われる横綱のような立場になった事で、今までにないプレッシャーという敵と戦う必要が出てきたために、今後の真価が問われます。

竹ノ内選手の強さの秘訣

あまりにも強すぎる竹ノ内選手。もはや人に非ずと言いたくもなる飛びぬけた強さですが、一体なぜここまで強いのでしょうか?その強さの秘密に迫っていきましょう。

強さの秘訣1 幼き頃より重ねた英才教育

冒頭にも紹介をしましたが竹ノ内選手は若干3歳にして剣を握り始めました。ピアノや野球など全ての物事に言える事ですが、いわゆる物心つく前からやっているものに関して普通に物心がついてからやり始めた人間が勝てるはずがありません。特に竹ノ内選手に関して言えば、父親も7段という段位を持っている化け物です。そんな父から血を受け継ぎ、なおかつ英才教育を受けていたとなれば強くならない方がおかしいとも言えます。

強さの秘訣2 強靭な体つき

もちろん技を磨けば勝機は上がりますが、対人である武芸である以上、体格がモノを言うのは間違いありません。その点、竹ノ内選手は一流選手と十分に渡りあえるだけのがっちりとした肉体を持ち合わせています。178cm、82kgという体格は動きを素早く取れる状態である事に加えてかつどっしりとした重厚感も兼ね備えています。

強さの秘訣3 面が強すぎる

竹ノ内選手の得意技は面だと冒頭で紹介しましたが、その得意のレベルが他の選手とは一線を画しています。あまりに強烈かつ非常にスピーディーな面を撃ち込まれるため思わず相手はそれを防ごうと防御に入ります。そこに出来た一瞬のスキを見逃さず、すかさず小手をかますなど技のバリエーションでも見るものを圧倒し、敵を委縮させます。面が得意というイメージがあるからこそ、相手もそれを意識せざるを得ません。

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それでも悩む天才


最年少優勝を果たし天才の名を欲しいままにした竹ノ内選手ですが、以降は同大会で上位に食い込む事が出来ていません。ある意味自分の存在をそこまで知られていない中で勝ち上がった初出場の大会で結果を残せたものの、優勝したがゆえのプレッシャーと周りも必死にデータを集めて竹ノ内選手の弱点をついてくるようになった事から簡単には勝ち進ませてくれなくなっているのでしょう。しかし、ここからが真価を問われる時です。

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