「九州学院」
皆さんはこの高校の名前を聞いた事があるでしょうか。高校剣道に関わっている方でもはや知らない人はいないというくらい絶対的な剣道界の覇者です。圧倒的すぎる強さにもはや全国においてさえ敵がいないほどです。
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突然ですが、この数値何を表しているか分かるでしょうか。これは魁星旗・玉竜旗・選抜・インターハイという高校剣道の4大大会における2013年から2018年の直近6年間の九州学院高校の優勝回数を表しています。
「はっ」
そういう反応をされた方は正常な感覚の持ち主でしょう。分かりやすい言葉で言うと全国大会で過去6年間の優勝確率が約79.2%だということです。県内の大会であれば全国から有名選手を集めている強豪校が1人勝ちするのはよく聞く話です。しかし、全国大会となれば話が違います。全国各地から各地域で圧倒的な強さを誇る学校がしのぎを削るわけです。どう考えても人の所業とは思えない成績です。しかし、これが彼らがあげた実際の偉業なのです。
全国においても優勝な成績を残せる理由
では、なぜ九州学院はここまで強いのでしょうか。当然、ここまで勝ち続けられるのには理由があります。今回は九州学院の異常な強さの秘密に迫っていきたいと思います。
稽古の仕方
先ずはこちらの動画をご覧ください。見ているだけで倒れそうですね。今の時代であれば親に訴えられたら普通に勝訴出来るのではないかというくらいの内容ですね。とにかく人間業ではないこの強さは人間が超えられるとは到底思えない稽古にありました。
もちろん集まる選手の才能はありますが、高校3年間はどの学校もいわゆる強豪と呼ばれるような高校は毎日のように稽古に励んでいますから才能だけでは勝利をする事は不可能です。やはり、常勝たる陰には日本一の練習量がある事が分かります。
米田監督の存在
ここまで九州学院を常勝軍団に導いたのは間違いなく米田現監督の存在が関係しています。それまでも九州の強豪校として名を馳せていた九州学院ですが、近年の連戦・連勝は過去に例のない圧倒的な戦績です。動画の中でもあったように圧倒的な稽古を生徒に課すというのは指導者としてはどこまでやったら良いか非常に迷うところです。あまりに厳しくしすぎればそれこそただの体罰で終わってしまいますし、厳しくしなければ稽古になりません。それも全国で常勝出来るレベルの稽古をやるわけですから生半可ではない覚悟が必要です。
全国から集まる優秀な選手たち
そしてなんといっても全国各地から集まる優秀な選手の存在がチームを支えています。彼らはほとんどが中学時代に全国レベルの結果を残した選手ばかりです。そんな選手がゴロゴロ集まってくるわけです。もはやこの学校内だけで高校剣道のオールスターが出来てしまうほどです。実際に卒業生には大学生、社会人としても結果を残し続ける偉大な先輩を要しています。そんな偉大な選手たちを紹介していきます。
【山田凌平選手】
山田選手は史上最年少で世界大会に出場した事で知られています。その年なんと17歳というのですから驚きです。ちなみに剣道において最も強いとされる年齢は30歳～35歳と言われています。そこまでまだ10数年ある状態で3年に一度の代表に選出される逸材というのはいったいどのレベルなのか私では想像もつきません。彼はその後名門明治大学剣道部に進学をしました。
【槌田選手】
槌田選手だけでなく九州学院の選手の多くに言える事ですが、「引き技」がとてもうまいです。彼もまた高校時代に活躍を見せて個人戦では全国2位、団体戦では全国制覇ととてつもない成果を上げています。彼も山田選手の後を追い、明治大学に進学をしています。
【梶谷選手】
同世代の星子選手と共に常勝軍団を主将として支える絶対的なエースの1人でした。予想が全く出来ない奇想天外な攻撃で相手を惑わせ気づいた時には負かしているという天性の剣道センスを持ち合わせています。また、主将としてもチームをまとめ上げる人格を見せています。梶谷選手も山田選手、槌田選手に引き続き明治大学に進学しています。
【星子選手】
梶谷選手と同様に世代最強の呼び声高い選手です。星子選手は筑波大学へと進学しています。
最後に
いかがでしたでしょうか。過去にも今にもここまで勝ち続けるチームは九州学院以外にありません。この圧倒的な強さは今後もしばらく続いていく事は揺るがないでしょう。また、チームに所属をするそれぞれの選手の今後の活躍にも期待がかかります。既に全日本剣道選手権大会や世界大会などで結果を残している選手がたくさんいるので日本の剣道をしょって立つ人たちがたくさん出てくる事は間違いないかと思います。
剣道大好きまっすーです。
剣道好きな人に喜んで頂ける記事を多数書いていきたいと思います。
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