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兵庫県剣道界に君臨する絶対王者の高校はいったいどこだ

兵庫
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兵庫県の剣道の強豪と聞いてあなたは思い浮かぶ高校がありますか。名前を聞いてみると確かにと思うような学校が軒を連ねていますが、実際にはすぐにパッと校名が出る人はそれほど多くないかと思います。では、そんな兵庫において切磋琢磨しながらも結果を出している高校はどこなのでしょうか。

兵庫県の剣道強豪と聞くといくつもの高校名が出てきます。そこで今回は2008年から2018年にかけて行われた近畿高等学校剣道選抜大会の結果を元にしたポイントを付与してそれぞれの高校がどんな位置づけになっているのかについてハッキリさせてみました。あなたの想像した高校はランクインしているかチェックしてみてください。

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近畿高等学校剣道選抜大会の結果から見る~兵庫の最強高校はどこだ~

ここでは2008年~2018年にかけて行われた近畿高等学校剣道選抜大会のデータを元に優勝した場合は4ポイント、準優勝は3ポイント、ベスト4なら2ポイント、ベスト8なら1ポイントという具合にポイントを付与していき、ポイント数別でランキングをつけてみました。ここでは上位5位までの順位をつけた学校をランクインさせています。近畿大会の上位に上り詰めるだけでも大変な事ですからポイントを獲得した高校については全て名前を載せてあります。

近畿高等学校剣道選抜大会の獲得ポイントから見る兵庫の強豪校ランキング

育 英 25
関西学院 5
須磨学園 4
東洋大姫路 4
滝川第二 3
報徳学園 1

恐らく多くの方が唖然としたのではないでしょうか。育英高校の強さが群を抜いています。圧倒的強さで大会が始まった2008年から昨年2018年までの間で最多の3度の優勝、2度の準優勝を果たしています。獲得ポイント数も尋常ではなく決勝まで残らない年であっても上位にランクインし続け、これまで全11回の大会の中でベスト8にランクインしていないのはなんと2回だけという恐ろしい強さを誇っています。これだけの強さを維持するのは至難の業です。高校剣道はどうやっても3年間で全てのメンバーが入れ替わってしまうからです。これだけの強さを維持できる秘密はいったいどこにあるのでしょうか。

成果を上げ続ける育英高校の強さの秘密

成果を上げ続ける育英高校の強さの秘密1 メリハリのある剣道

2018玉竜旗 【準々決勝】福大大濠 × 育英

こちらは育英高校の選手を映した試合の映像です。全く無駄な力が入っていない楽な構えから一気に攻めに転じるメリハリの利いた攻撃が特徴的です。普通高校生くらいだと相手の打撃に対して対応しなければいけないと力みが生じて固くなってしまいます。より強く・速い打撃を打つにはリラックスした状態から一気に力を入れる事が大切ですので適度に力が抜けている必要があります。常に構えている時にリラックスをしているからこそここぞというタイミングで強烈な一手を打つことが出来ます。

成果を上げ続ける育英高校の強さの秘密2 足の使い方が上手い

先にあげたリラックスした状態に連動する部分ですが、彼らは皆、足の運びが非常にうまいです。これは強いと言われる高校に共通する特徴の1つですが、上半身ではなく下半身を上手く利用します。竹刀を振る際も腕の力で振るのではなく自然な体重移動で振るため無駄がなく直線距離で最速で相手に届きます。これを高校生のうちに身につけているというのは相当に凄い事ですが、その根幹にあるのは一貫した指導があるからです。強い高校は絶対に言っている事がブレません。これが正しいという形があるからこそそれをベースに戦う事が出来ます。今の足運びを利用して剣を振るというスタイルも一貫してその指導をするからこそ選手は自信を持ち徹底する事が出来ます。

成果を上げ続ける育英高校の強さの秘密3 トップレベルの選手との打ち合い

そして、何よりも全国から集まったレベルの高いかつ拮抗したライバル同士との稽古が日々待ち受けている状況が彼らを強くします。お互いにレベルが高い同士ですから一時も油断が出来ず、まさに本番のための練習をする事が出来ます。というより彼らに言わせれば本番でしょう。そんな質の高い稽古を積んだ先に臨む試合なわけですからあらゆる事を予測する事ができ、事前に準備も出来ます。すると不思議と力も抜け、いつものプレーが出来るというわけです。

育英を脅かす存在は出てくるか

いかがでしたでしょうか。圧倒的な王者として君臨する育英高校ですが、果たしてこの牙城を崩す学校は出てくるのでしょうか。

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