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大学剣道界の頂点に君臨する筑波大学の強さの秘訣と偉大な卒業生たち

剣道
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剣道界における強豪大学を考えた時に皆さんの頭に先ず思い浮かぶ大学の名前はどこでしょうか。「筑波大学」を思い浮かべる人は少なくないのではないでしょうか。それもそのはず、これまで数々の歴史を作ってきて数多の有力選手を世に輩出してきた大学だからです。多くの高校剣道界のスターたちが憧れる筑波大学はいったいなぜそれほど人気なのか、そしてこれまで筑波大学が輩出してきた歴戦の剣士たちにはどんな人がいるのか紹介していきます。

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筑波大学の剣道部は精鋭揃いのスター集団

筑波大学の剣道部について紹介をする前に、筑波大学のそもそもの成り立ちと共にこの剣道部の歴史も受け継がれてきたことを紹介しなければいけません。旧高等師範学校・東京文理科大学・東京体育専門学校・東京教育大学を母体とした筑波大学はそもそもが体育に非常に強い学校です。そして、そんな筑波大学で指導にあたるのは当然のことながら剣道界の重鎮ばかりです。現在指導にあたっている5名の教員に関しては3名が7段、2名が8段という剣道界を代表する偉人レベルの方々です。

また、筑波大学には体育専門学群という学科が存在し、ここは剣道部のみならず全国からスポーツにおいて優秀な成績をあげてきた高校生たちがこぞって集まる場所です。筑波大学剣道部に関していうと9割方この体育専門学群の生徒です。そのリストの中には当然のことながら高校剣道界のスターたちの名前がぞろぞろとしています。ただでさえ実地の剣道でトップレベルの選手たちが、大学で理論的に剣道やそもそもの人体構造について学び理解を深めるわけですから太刀打ちのしようがありません。

筑波大学が強い理由

もはやここまでの説明だけでも十分に強い理由は自明ですが、改めて筑波大学の強さの秘密をまとめておきます。

入学する選手達

やはり、いくら良い環境であってもそれを実際に利用する選手たちが優秀でなければ最高の成果は上げられません。入学後での成長もありますが、高校時代でも活躍した選手は多いのが実情です。また筑波大学は非常に頭の良い大学のため、推薦でなく一般で入学する選手も文武両道のできた優秀な選手が多いです。

教員の質も桁違い

先ほど紹介をしましたが、5名の教員がいずれも7段以上という剣士として熟練した猛者たちばかりです。技術的にはもちろんですが、剣士として絶対に欠かすことの出来ない精神的な部分でも大いに鍛えられ、剣士として、人間として大きく成長する事が出来ます。稽古環境も整っており、まさに盤石の体制で試合に臨む事が出来ます。

少数精鋭

大学剣道ともなると多いところでは100名を超える部員を抱えて大所帯で行動する事になります。しかし、筑波大学はあくまでも少数精鋭です。1学年あたりおよそ十数名ほどしかとらないため、1人1人が必然的に己の行動に責任を持てるような環境が出来ています。人任せにせず自分で何とかするという姿勢が作られていきます。

筑波大学出身の偉大な先輩たち

さて、筑波大学が強い理由は様々考えられますが、やはりその最たるものは人材の質の高さにあるでしょう。実力、学力、精神力などの全ての面において全国トップレベルの選手たちが集まり、そしてその選手たちが4年間みっちり剣道に明け暮れ、そして警察や教員といった奉職につき剣の道を究めていくわけです。ここでは、筑波大学を卒業された偉大な卒業生を紹介していきます。

竹ノ内選手

日本一の剣豪を決める全日本剣道選手権大会の第62回に出場し、見事21歳5か月ながら史上最年少優勝を果たした竹ノ内選手は筑波大学出身です。学生の日本一自体が43年ぶりの快挙という中、とんでもない記録を打ち立てました。彼は福岡大学附属大濠高校自体にも立派な成績を収めて筑波大学へと進学をし、そして全日本剣道選手権大会で優勝を果たした事から世界大会の選手にも選出をされました。世界大会においても個人で準優勝まで駆け上がるなど一躍時の人になりました。現在は警視庁で奉職に就かれています。今後ますますの活躍が期待されます。

H27世界剣道選手権 男子個人決勝 網代(日本)対竹ノ内(日本)

星子選手

星子選手ついては、こちらをご覧ください。

鍋山隆弘監督

実は、男子監督の鍋山隆弘氏はPL学園時代に玉竜旗優勝、インターハイ個人・団体優勝という輝かしい成績を残し、筑波大学に進学、そして全日本学生優勝大会優勝という剣歴を持つ列記とした筑波大学OBです。2002年より監督を務め、これまでに何度も全国優勝へと導いています。自身も教士八段という実力の持ち主で、生徒から集める信頼も厚いです。今後ますます筑波大学を強くしていき、常勝軍団として勝ち誇る事を期待されています。

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