「水戸葵陵」
皆さんはこの高校の名前を聞いた事があるでしょうか。高校剣道に関わっている方でもはや知らない人はいないというくらいの圧倒的な強さを見せる近年になって力を伸ばしてきた学校です。
茨城県にて行われた男子の全国大会都道府県予選(選抜・総体) では、2013年から2018年までに7回の優勝を果たしています。
もはや向かう所敵なしの強さを見せています。圧倒的ですね。半分以上の大会で水戸葵陵が優勝している事ですから。
全国においても優勝な成績を残せる理由
水戸葵陵高校は全国においても優秀な成績を収めています。では、なぜ彼らはここまで圧倒的な成果を上げる事が出来るのでしょうか。もちろんそれにはいくつもの複合的な要素があるわけですが、今回はその中でも特筆すべき内容を厳選してお届けします。
徹底した筋力トレーニング
先ずはこちらの動画をご覧ください。
こちらは後援会の会長が経営をするジムでトレーニングをする選手の様子です。高校剣道部の中には十分な稽古環境がそろっている中で稽古に臨める学校ばかりではありません。そんな中、水戸葵陵高校は私立という事もありますがそれ以上にそれを支える人たちの存在によって抜群の環境でトレーニングを積む事が出来ます。
優秀な選手が集まる
上記で紹介したような整った環境で稽古に臨める事もそうですが、やはり一番の強さの秘訣は優秀な選手が集まる事でしょう。特に最近の有名な選手は全国的にも名を知られるような人たちです。その一部を紹介していきます。
【宮本敬太選手】
水戸葵陵高校と言えば先ず第一に名前があげる選手は間違いなく宮本選手でしょう。大学時代にも国士舘大学で活躍を果たし、全国区の選手になっています。現在は警視庁に奉職されています。
【中根選手】
中根選手も間違いなく名前が挙がる選手の1人です。3年時にはインターハイで個人優勝を果たしました。ちなみに中学時代には団体で優勝を果たすなどこれまた逸材中の逸材です。
【寒川選手】
彼の名前も多くの剣道ファンが知っているでしょう。高校剣道界の最強覇者九州学院のインターハイ連覇を止めた事でも知られている選手です。ちなみに彼は高校生にして「突き」を見事に使いこなすなど圧倒的な実力を見せています。
現在は筑波大学に進学をされています。今後ますます強くなることは間違いないでしょう。
【岩部選手】
岩部選手は体格的にも非常にがっしりしており安定した剣道を取ります。見ていても安心できる存在ですね。彼も寒川選手と同じく当時最強の九州学院のインターハイ連覇を止めた際のメンバーの1人です。それどころか、彼が敵副将の黒木選手を破る事で勝負がつきました。
今回紹介した選手は皆、高校剣道界の関係者であれば間違いなく一度は名前を聞いた事がある選手ばかりです。それだけの逸材が水戸葵陵高校には集まってくるのです。
後輩へ受け継がれるDNA
毎年のように結果を残している水戸葵陵高校ですが、本来3年間で全てのメンバーが入れ替わる高校剣道において継続して結果を残すのはとても難しい事です。それでも結果を残し続けるのは全国から優勝な選手を集め、そして毎年のように後輩が先輩の試合に混ざって彼らの勝利のDNAを受け継いでいる事にあります。剣道は一瞬で勝敗が分かれてしまう事から実力もさることながら精神的な面でも成長も欠かせません。そういった人を介してでしか学べない事を直接先輩から学ぶ事で脈々と途切れることなく伝統が刻まれていくわけです。
最後に
いかがでしたでしょうか。これだけ勝利を重ねていくと選手の中にも勝って当たり前という気持ちが出てきます。そういった前提がまた彼らを強くし、さらなる伝説を生んでいきます。今後、全国の主要大会で水戸葵陵高校の名前を見る機会もますます増えていく事は間違いないでしょう。十分に全国で優勝を争える力があるチームですので、今後の活躍にも目が離せません。また、水戸葵陵高校を卒業した先輩たちのその後の大学、および社会人としての活躍にも注目です。
剣道大好きまっすーです。
剣道好きな人に喜んで頂ける記事を多数書いていきたいと思います。
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