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日本そして世界の剣道を支える現筑波大学監督鍋山氏の経歴を紹介

剣道
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皆さんは大学剣道といったらどこを思い浮かべるでしょうか。国士舘、明治、中央など数々の名門大学が覇を争っているわけですが、その中でも多くの人の頭の中に思い浮かぶ大学名として「筑波大学」があるかと思います。これまでに数々の有力選手を輩出してきており、まさに日本の剣道を支え続けている母体になっている大学ですが、そんな筑波大学の現監督はどなたか知っていますか。実は、今回ご紹介をするのがその筑波大学の現監督を務める「鍋山隆弘」氏です。

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筑波大学について

先ずは鍋山現監督について紹介をする前に筑波大学がこれまでどれだけの功績をあげてきたのかについて紹介をしていきましょう。筑波大学の剣道に関しては動画などでもたくさん取り上げられていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

#02【決勝2/2】【代表戦で筑波が明治から勝利!】明治大学×筑波大学【H29第66回関東学生剣道優勝大会】5梶谷×星子・6槌田×佐々木・7山田(凌)×筒井・代表戦:山田(凌)×筒井

長い歴史を持つ大学剣道部

筑波大学の剣道部は昭和48年に新構想のもとに開学した筑波大学の体育会に所属する部活として非常に長い歴史を刻んできました。

偉大な卒業生の数々

卒業生の多くは教員や警察官という立場でその後も剣の道を究めたり、後進の指導にあたったりと各界で活躍を遂げています。少数精鋭の筑波大学剣道部ですから1人1人のその後の活躍も目覚ましいものがあります。

全国から有名選手が集まる

卒業後の進路に関して自身が目標とする警察官として奉職する道がハッキリと目の前にある筑波大学という環境は全国の高校生たちにとっても魅力的です。彼らは全国で名をあげこぞって入学を希望します。現在所属をしている選手ですと元九州学院の星子選手などは記憶に新しいでしょう。剣道関係者に聞けば誰もが知っているような有名選手がゴロゴロしています。

鍋山監督について

では、そんな強豪筑波大学をまとめ上げるとはいったいどんな人なのでしょうか。先ずは、彼の指導方針にあたる前に彼が選手としてどんな経歴を歩んできたのかご紹介していきます。先ずはこちらの映像をご覧頂きましょう。

現役時代の鍋山監督

1987年 玉竜旗 PL学園x高千穂 大将戦 鍋山隆弘x河野雄一

1987年に行われた玉竜旗の大将戦ですが、明らかに体格さのある一際巨大な選手が実は今回紹介する鍋山監督です。この動画においては惜しくも敗れますが、堂々たる剣道を行っています。

高校時代は名門PL学園に所属し、その名を馳せた鍋山氏ですが、圧巻の記録を持っています。参加人数も多い4大大会の1つ玉竜旗にて優勝、そして高校剣道の集大成インターハイにて団体・個人ともに優勝を果たしています。先ほどの体格からも分かるようにいわゆる怪物として同世代の選手から恐れられた選手です。

その後、現在監督を務める筑波大学へと進学をし活躍を見せ、監督へと移っていくわけです。つまり、私が言いたかったのは理論や教育論が優れているだけではなく、選手としても堂々たる成績を残している方であるという事です。実戦に基づいた指導はやはり選手をやる気にさせますから筑波大学の強さの1つである事は間違いないでしょう。

ちなみに鍋山監督は大学卒業後、選手としても活躍をし、日本の頂点を決める大会である全日本剣道選手権大会においてはベスト8、そして2回の世界大会進出というすさまじい結果を出しています。

指導者としての鍋山監督

さて、それでは本題の指導者としての鍋山隆弘氏に迫っていきましょう。先ず戦績でいくと監督として全日本学生優勝大会において4回の団体優勝を経験しています。力も非常に拮抗しており各大学エース中のエースをぶつけてくる大学の剣道において堂々たる成績です。また、教え子には現熊本県警の西村英久や現警視庁の竹ノ内祐也など名だたる人物がいます。

気になる指導方法ですが、鍋山監督が大切にされているのが選手1人1人が持っている意識を引き出す事です。同氏に行われたインタビューにおいてはそれぞれ個性が違う選手に対して一から教えるのではなく、むしろ個々人の持つ意識に任せているところが大きいと述べています。起用方法としても稽古から手を抜かずにスキを見せない選手を使うという一貫した姿勢があり、実力的にもそうですが精神的な面での成長を選手に求めている事が分かります。

オランダに剣道を教えに行ったりと精力的に剣士の育成にあたる鍋山監督は生粋の指導者として知られています。今後、日本の剣道を支えていく要人の1人である事はもはや誰の目にも明らかでしょう。大学剣道を代表する筑波大学の監督として、また日本のみならず海外の剣士にも剣道を伝え広める伝道師として同氏の活躍に目が離せません。鍋山監督がいるかぎり日本の剣道は明るい話題が多そうですね。

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