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強き剣道は親から子へ札幌から世界へ羽ばたき一世を風靡した栄花直輝氏とは

剣道
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「栄花直輝」
剣道における努力の人といえば、栄花先生の名が挙がるのではないでしょうか。かつて全日本剣道選手権大会でも優勝を収めた他、世界大会でも活躍を見せた知る人ぞ知る伝説の剣士です。実は、そのご子息も剣道の道に進むという剣道一家の主でもありますが、今回はそんな栄花直輝氏の強さとそのご家族についてもご紹介をしていきます。

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段位八段の実力者

今回紹介をする栄花直輝氏の段位はと言うと、八段です。栄花直輝氏は実力もさることながら剣士として最高位の認定を受けている正真正銘、自他共に認める剣士なのです。ちなみに8段の合格率はどのくらいだと思いますか?実は、合格率は毎年1%を切るくらいとされています。考えてもみて頂きたいのですが、それまでに7段という壁を乗り越えてきた方々が挑戦する中で合格率1%ですからどれだけの難易度かは理解できるかと思います。いや、逆に凄すぎて理解出来ないですね。ちなみに、合格者数でいくと毎年20数名ほどになります。日本で20数名ですからどれほどの確率かは何となく想像がつきますよね。

気になる栄花直輝氏の戦歴

さて、それでは皆さんも気になっているであろう栄花直輝氏の戦歴について見ていきましょう。1967年に北海道に生を受けた直輝少年でしたが、小学一年生から剣道を始めます。その後、北海道札幌市の東海大学付属第四高等学校に進学をし、後に東海大学体育学部へと進学をし剣道を続けます。そのまま北海道に残り、北海道警察に奉職します。学生時代には第36回全日本学生剣道選手権大会の個人戦で準優勝という目覚ましい結果を残しています。その後、全日本剣道選手権大会は8回も出場するなど地元北海道の中でも代表的な選手として結果を残します。2000年に行われた第48回大会では神奈川県警の宮崎選手を倒し、ついに念願の初優勝を果たします。翌年、喜茂別町民栄誉賞を受賞しています。

栄花直輝氏の真骨頂は世界大会での活躍にあり

個人戦でも2000年に念願の初優勝を果たし、全国に名をとどろかせた栄花直輝氏ですが、実は世界大会においては既に華々しい結果を残していました。第9回大会のフランス大会にて団体優勝を果たしたのを皮切りにそこから怒涛の4連覇を達成する間にメンバーとして優勝に貢献をする事になります。世界大会という国の威信をかけて戦う緊迫した舞台に何度もメンバーとして選ばれ、そして優勝に貢献している事からいかに強靭な精神を持ち合わせている剣士であるかが分かります。

栄花直輝氏の強さに迫る

さて、栄花直輝氏の活躍ぶりについては存分に理解出来てきたころから思いますので、ここからはなぜ彼がここまで結果を出す事が出来ているのかについて紹介をしていきたいと思います。

栄花直輝氏の強さの秘密1 技の豊富さ

栄花直輝氏というと下記の動画を知っている方も多いのではないでしょうか。

Eiga Naoki Ippons 栄花直輝 先生 一本集

多彩な一本を決めていく様が描かれています。彼の技の巧みさには目を見張ります。小手、面、胴どの技においても、巧みにこなすその様は観る者をうならせるものがあります。

また、片手突きが印象に残っている方もいるでしょう。先ほど紹介した世界大会にて放った片手突きは多くの日本人に勇気を与えてくれました。片手突きの素早さは今も健在のようです。

2018 都道府県対抗剣道 決勝 大将戦 栄花対山下

栄花直輝氏の強さの秘密2 精神力の強さ

一般的には剣道で強い剣士たちは警視庁、大阪府警、神奈川県警などの警察に奉職する事が多いです。そこで行われる特訓もさることながら全国各地から集まった猛者たちとしのぎを削る事で自らの力を極限まで高めようとする人が多いのです。しかし、栄花氏はあえた北海道警察を選び、そしてそこで力をつけ結果を残しました。決して札幌警察が弱いという事ではなく、他とは違う環境下の中で自らに課題を課し、結果を残していける強さを示しています。

息子、娘も剣の道へ

世界でも活躍を見せた栄花直輝氏ですが、妻も剣道の世界では名の知れた剣士でした。そして、生まれた子どもたちも幼き頃より剣を取り、剣をふるう剣士として成長していきました。結果的に剣道一家になったわけですが、栄花直輝夫妻は「剣道をやりなさい」という事は言ったことがないそうです。やはり、そのDNAが剣を取らせたのでしょうか。子どもたちがやがて成長をして父・母と同じように剣の世界で名をとどろかすようになったらそれは見ものですね。

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