静岡県内の人で磐田西の名前を知らない人は先ずいないでしょう。しかし、そんな磐田西が今、静岡の剣道界で熱い事を知っていますか。実は、着々と力をつけもの凄い成果をあげているんです。今回は、そもそも磐田西自体を知らないという人のためにも学校紹介から始まり、今どんな状況にあるのかについて紹介していきたいと思います。
磐田西を紹介
では先ず、磐田西自体をそもそも知らないという方や、県外の方のためにも学校紹介から始めていきます。名前が示している通り、静岡県の磐田市に位置する学校です。実はこの学校前身である中泉町立中泉商業学校から始まり、昭和14年からの歴史を持つ非常に長い学校です。その後、何度か名前の変更を行いつつ平成3年に今の磐田西高校という名前が定まり本日に至ります。卒業後の進路としては各自バラバラで大学に進学する者もいれば短大や専門学校あるいは就職する者もいます。剣道部は全国制覇を目標に毎日練習を行いつつ、対外試合なども通して力をつけています。
実は、男子においては磐田東、浜名、東海大翔洋、榛原などのライバルがいる剣道事情ですが、今回特筆するべきは文句なしで女子です。静岡県内の女子剣道において磐田西は圧倒的な強さを誇っています。県内では磐田東や榛原、浜名などがそれに続きますが、実績を見ると差は明らかです。
これまでの戦績
では、磐田西高校女子剣道部がこれまでどんな戦果をあげてきたのかについてご紹介していきます。
磐田西高校女子剣道部の上げた戦果1 県内新人大会3連覇
2019年1月に行われた静岡県高校新人大会において女子団体では磐田西が3年連続25回目の優勝を果たしました。3連覇という事も驚きですが、25回目の優勝というのはもっと驚きです。歴史が長い事もあるでしょうがそれにしても勝ち続けられる勝ち癖が出来ているのは部員たちにも見えない力として働いている事でしょう。逆に、相手からすれば見えないプレッシャーで固くなることにつながると思います。ちなみに2位の吉原は初の全国選抜大会出場を同じく決めています。
磐田西高校女子剣道部の上げた戦果2 全国選抜剣道大会での数々の入賞
先日行われましたH31第18回水田三喜男旗争奪選抜高校剣道大会では三位に入っています。
なお、H31全国高校剣道選抜大会でもベスト８に入賞しており、特に今年は全国制覇を目指しているでしょう。
なぜこれほどまでに強いのか
県内ではむかうところ敵なしの強さを見せ、東海においても結果を残した彼女たちですが、一体なぜこれほどまでに強いのでしょうか。
磐田西の強さの秘訣1 勝ち癖がついている
常勝軍団として県内で勝ちまくっている彼女たちは恐らく負けるというイメージがないでしょう。勝てるという前提の元話が進み、勝てるという前提の元稽古が行われるため自信がみなぎっているように見えます。もちろんそれだけにプレッシャーもありますが、そのあたりを日々の稽古が消し去っているのでしょう。
磐田西の強さの秘訣2 絶対的支柱エース松下の存在
磐田西には一昨夏インターハイベスト8まで勝ち上がった際の唯一のメンバー松下がいます。彼女は圧倒的な強さがチームをけん引し、チームとしても何とか彼女につなげば勝てるという意識が芽生える事で勝利の方程式が出来ている事でしょう。松下自身もそうですし、チーム全体にその雰囲気がある事で安定した試合運びをする事ができ、無理して勝ちにいかない負けない剣道をする事が出来ています。
磐田西の強さの秘訣3 思わぬハプニング
実は連覇を果たした昨年の新人戦の際には絶対的支柱である松下を怪我で欠くという絶対絶命のピンチに立たされていました。しかし、副主将の近藤をはじめとしてチームメイトが自分たちで何とかしなければいけないという自覚を持つようになり、より一層チームの底力をあげる事につながりました。そこで折れないところが彼女たちの底力だと思います。結果的にチームの力はより強くなり、そこに怪我から復帰した松下も戻るという最強の布陣が完成しました。感動のダイジェスト映像は下記をご覧ください。
追われる立場になるが今後はどう戦っていくか
今後は絶対王者として県内のみならず東海においても追われる立場になるわけですが、恐らく彼女たちのプレイスタイルは変わる事はないでしょう。あくまでも狙うは全国制覇であり、そのための目の前の一戦一戦を大切にしながら戦っていくだけだと思います。最強の布陣を構えつつも「まだまだ先輩たちには及ばない」とますますの成長を必要とするチームに期待が寄せられます。
剣道大好きまっすーです。
剣道好きな人に喜んで頂ける記事を多数書いていきたいと思います。
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