フリセン

絶対的強豪エリア九州においても一目を置かれる高校剣道3本の矢の1つ島原高校

剣道
スポンサーリンク

今回は島原高校について紹介いたします。高校剣道に関わっている方でもはや知らない人はいないというくらい強豪中の強豪です。いつでも全国制覇を出来るだけの力を持ち合わせたチームですが、一体その強さの根源とは何なのか、島原高校の強さの秘訣に迫ります。

スポンサーリンク

島原高校の一本集と稽古風景

2017年 剣道インターハイ 島原高校一本集

こちらは彼らの一本集になります。高校生でこれだけの一本集がまとめられるだけでも凄い事ですよね。それだけ強い事の証明でもあります。しかし、彼らの剣道の面白いところはただ強いという事だけではありません。通常ですと、どの高校もそれぞれに特徴があって、「引き技」が上手いところ、「怒涛の攻め」が得意なところ、「応じ技」が上手いところと色があるのですが、この島原高校の選手は様々なタイプの選手がそれぞれの個性に応じた剣道をしているという事です。大学であればまだしも高校でこれだけの様々なパターンの戦い方を持つ選手たちがいる事はひとつの特徴です。

その秘密を探るために、下記の動画をご覧ください。

剣道時代 2018年10月号本誌連動DVD「強豪チームのつくり方 島原高校」ダイジェスト

お伝えしたかった事は全体稽古の中では剣士であれば絶対に必要な体幹や剣を振る強さといった、いたって基礎的な稽古を大切にし、試合に勝つ以前の大前提の剣道をしっかり行える土台作りに着目しているという点です。そして、そこで鍛えた土台があるからこそ応用技や試合形式での実践でも思いついた事を形に出来るわけです。また、同時に先生からの的確なアドバイスが入る事でただ単に単調な土台を作るトレーニングではなく、意図を持ったトレーニングが出来るので実践を意識して基礎を身につけられるという特徴があります。

非常に綺麗な剣道

そういった特徴もあってか彼らの剣道は非常に綺麗な事が特徴の1つとしてあります。そして、その綺麗な剣道というベースに沿って後は個々の個性を活かしながら、足を使って敵をかき乱す選手もいればどっしりと構えて相手を威圧しながら一撃で勝負を決するタイプもいます。また、意図を理解して稽古に臨んでいる選手が多いため、後輩を育成するにも先生が一から教える必要がなく先輩から後輩へと脈々とその伝統が受け継がれています。

島原高校を代表する選手

先ほど紹介したような基礎的な稽古を大前提としているため、確かにチームとしての基礎力は上がるでしょう。しかし、全国で結果を残すとなると当然ですが基礎稽古だけをしていても勝つことは難しいです。やはり逸材と言われるような才能を持ち合わせている存在が必要になります。もちろん中には高校から目を出し始める選手もいますが、やはりそれもベースがあってのものです。そんな島原高校の中でも学校を代表する選手として下記の2人を紹介しておきます。

牧島選手

彼はどちらかというと遅咲きの選手で、高校から全国で活躍をするようになりました。その勢いをそのままに大学時代には3年時に全日本学生剣道選手権大会の個人戦で見事優勝を果たします。また、部員数200名という名門鹿屋体育大学で主将を務めるなど素晴らしい評価を得ています。

松崎選手

松崎選手の名前を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。彼は中学時代に全国で準優勝をするなど早くから逸材として評価をされていた選手です。島原高校では大将を務め、同じ九州の絶対王者九州学院を何度も追い込みました。現在は大学剣道の名門筑波大学で剣道をしていてすでにレギュラーの座を獲得するなど実力を見せています。

超強豪が集結する九州エリア

そして、なんと言っても島原高校が所属する九州エリアは高校剣道界の絶対王者九州学院をはじめとして福岡の強豪:福岡大濠、東福岡など全国的に見ても偏りが凄すぎないかと言いたくなるくらいの超強豪校揃いです。そんな強豪を相手に戦わなければいけないため、自ずと普段の稽古から意識をするのが日本一のチームになります。そんな熾烈な環境で鍛えているため圧倒的に稽古の質も高く、ますます強くなるわけです。ちなみに高校剣道界の3本の指に入るチームはどこですかと言われれば私は迷わず「九州学院」「島原」「福岡大濠」と応えます。それだけの超熾烈エリアなのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。やはり強い高校ほど基本的なトレーニングを大事にして、小手先の技術ではなくその先も見据えた地力を伸ばす稽古を大切にしていますね。そして、厳しい環境であるからこそ力を伸ばせる事もお分かり頂けたかと思います。今後もますます彼らの活躍には注目ですね。現状絶対的な王者として君臨をしている九州学院を負かせる最も確率の高いチームが島原高校だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました