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福岡の剣道界を引っ張る2大高校の存在あまりにも大きい福岡で強い高校はここだ

剣道
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今回はもっとも剣道の強い都道府県と呼び声の高い福岡県の高校剣道界について紹介いたします。福岡と聞くだけで身の毛もよだつような感じがしますが、やはり超強豪というにふさわしい高校が存在します。今回は平成19年から30年にかけて行われた全九州高等学校剣道選抜大会の大会成績を元にその順位に対してポイントを付与してランキング形式にしてみました。果たして、福岡で最強なのはどの高校なのでしょうか。

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全九州高等学校剣道選抜大会の結果から見る~福岡の最強高校はどこだ~

ここでは平成19年~平成30年にかけて行われた全九州高等学校剣道選抜大会のデータを元に優勝した場合は4ポイント、準優勝は3ポイント、ベスト4なら2ポイント、ベスト8なら1ポイントという配分でポイントを付与していき、ポイント数でランキングをつけてみました。ここではポイントを獲得した全ての高校について掲載をしています。ただでさえ九州には絶対王者の九州学院が君臨しますし、その他にも長崎の島原高校など全国各地から有力な選手を集めている強豪校がひしめき合っています。この超熾烈な競争の中ポイントを獲得した福岡の代表校は下記のとおりです。

全九州高等学校剣道選抜大会の獲得ポイントから見る福岡の強豪校ランキング

福岡大濠高校 18
東福岡 14
福岡第一3
福岡舞鶴高校2
筑紫台高校1

この結果を見て「そりゃそうなるでしょ」と納得された方もいれば、開いた口が塞がらない方もいるかと思います。一位の福岡大濠高校、二位の東福岡が他を置いてけぼりするダントツの結果を出しています。もちろん強豪中の強豪が集まるこの全九州ブロックにおいて一度でもベスト8になるというのはとてつもない事ですが、それを冷静に考えるとこの2校の凄さというよりヤバさが分かるかと思います。実際に高校剣道は入れ替わりが激しいですからこれだけ継続的に結果を残し続けられるというのは非常にまれなケースになります。なぜ、彼らがこれだけの結果を残し続けられるのか、その秘密に迫っていき、他の高校がこれにたどり着く事は果たして出来るのか考察していきたいと思います。

2つの強豪校

強豪校1 福岡大濠高校

先ずは2強の一角である福岡大濠高校について紹介していきます。何と言っても彼らの戦績が異常です。インターハイ3回制覇、玉竜旗大会は7回優勝、いったいどんな化け物が集っているんだと思って思わず動画などを見ると実は福岡大濠高校の選手は拍子抜けするほど小柄です。本当にこの体格で大丈夫と心配してしまうほどなのですが、これでも彼らは勝つことが出来ます。なぜか、それは圧倒的に足の使い方が上手いからです。相手は自分が打撃を出来る間合いに入っていくわけですが、そこを前後に揺さぶりをかけてちょこまかと動く事で的を絞らせてもらえません。さらに小さいがゆえに打撃を出来る面が少なく狙いすまして打たなければいけないのに標的が定まらないという嫌な相手です。

その中でも福岡大濠高校を代表する選手として「梅ケ谷選手」の事を知っている剣道ファンの方も追いでしょう。7回優勝を経験している玉竜旗において奇跡としか言いようがない11人抜きを果たします。その時の奇跡の映像がこちらです。

梅ヶ谷翔 奇跡の11人抜き 2013玉竜旗高校剣道大会

何度見ても信じられません。ドラマでも見ているかのようなシチュエーションです。

強豪校2 東福岡

そしてもう一つの超強豪東福岡ですが、先ずは下記の映像をご覧ください。

東福岡高校剣道部 新道場(清風館)

もう大所帯なんてもんじゃありません。大学の剣道部かと言いたくなるほどの部員数を抱え、この中で選ばれた者だけが試合に出れるという部内だけでもとんでもない競争が待ち受けています。しかも、彼らは皆、各地で活躍をした中学剣道界のスーパースターばかりです。そんな中から体力、筋力、素早さ、判断力などあらゆる力を見定められて最後に選ばれた5名だけが試合に臨みます。層の厚さと言えば聞こえは良いですが、大多数は試合にも出れずに3年間を終えるわけです。そんな部員の想いも背負って戦うわけですから代表に選ばれた選手は生半可な気持ちでは試合に臨めません。これもまた、力の学校の1つの戦い方なのでしょう。

強豪校同士の名勝負

この2つの強豪校ですが、2018年インターハイ福岡予選決勝で激突しています。同年度の新人戦では、福岡大濠高校が勝利しているカード。大将戦まで、福岡大濠高校が一本リードしていたこともあり、「このまま福岡大濠高校か。」といったムードから一転。東福岡の中山選手が2本連取で大逆転勝利をします。双方、実力は全国トップレベルなだけあり、1校しか出場できないという現実に儚さを感じます。

激闘!【決勝】福大大濠 vs 東福岡 団体戦 2018剣道インターハイ福岡県予選

その他の高校も全国で実績を残す実力

今回紹介した2校がいるばかりに霞んでしまいますが、その他の学校も今回ランクインしなかった学校も決して弱いわけではありません。十分に強く、特に今年の福岡第一は先日の第48回魁星旗争奪全国高校勝抜剣道大会でも優勝しており、全国制覇も夢ではありません。今年のインターハイ出場校はどこになるのか、剣道ファンは見ものですね。

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