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高校剣道界を代表する超強豪校:福大大濠高校の強さの秘訣とは何か

剣道
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「福大大濠」
皆さんはこの高校の名前を聞いた事があるでしょうか。高校剣道に関わっている方でもはや知らない人はいないというくらい強豪中の強豪です。強豪の多い九州においても毎年のように勝ち進む非常に力のあるチームです。

ちなみに福大大濠はこれまでにインターハイ優勝3回、玉竜旗優勝7回というすさまじい成績を残しています。いずれも全国大会ですのでその凄さは十分にお分かりいただけるかと思います。しかも、インターハイに関しては強豪校の多い福岡県内の予選を勝ち上がっているわけですからとてつもない強さです。

高校剣道界を代表する高校の1つとして常に注目を集める彼らですが、何故それほどまでに強いのでしょうか。今回は福大大濠の強さの秘訣とこれまでに輩出してきた優秀な選手をご紹介していきます。各世代の高校剣道界を代表するような選手や一度は名前を聞いた事があるという選手の名前も出てきますので、ぜひ最後まで楽しんでください。

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すぐ近くにある超強豪校

福大大濠の紹介をする際にはほぼ毎回のように比較される超強豪として東福岡があります。毎年のように熾烈な争いを繰り広げ、剣道ファンを沸かせている2校です。もの凄い強さを誇る2校ですが、残念ながらいくら強いからと言っても席が2つ用意されるわけではありません。毎回同校が白熱のバトルを繰り広げるので非常に見どころがあります。

しかも残酷な事に、この両校は北部・筑豊ブロック、中部ブロック、南部ブロックと3つに分けられる福岡のブロック制において同じ中部ブロックに所属をしています。いうなれば、高校野球の大阪桐蔭と履正社のどちらか1校しか甲子園に行けないのに似ています。それだけ熾烈な地域なのです。

非常に剣道が盛んな福岡

また、この福岡という県は非常に高校剣道が盛んな事で有名です。高校剣道の4大大会の1つ「玉竜旗」は福岡で行われる大会で、予選がなく全国の参加チームが完全トーナメント方式で勝ち上がっていく形式になっています。全国から強豪校が参加をするわけですが、地元福岡の全国的には無名な高校に普通に負かされるという事があります。もちろん移動の疲れなど実力や精神力以外の要因もあるでしょうが、それにしても福岡県時代の剣道の地力がある事を示すのには疑いの余地なき事実です。

福大大濠が強い理由

福岡という土地柄が剣道が盛んで非常に熾烈な地域である事は分かりましたが、ここからはより福大大濠にフォーカスを当てていき何故勝ち上がれるのかその要因を探っていきます。

少数精鋭で全国から剣道エリートが集まる

これだけの強さを誇る福大大濠ですからさぞかし部員数も多く、その中から選りすぐりでメンバーを選んでいるのかと思いきや意外と部員数は少なく現状は各学年6名ずつ計18名という所帯になっています。つまり少数精鋭の体制を取っているという事です。

確かに大量の優秀な選手を集めて競争を促しその中でレギュラーを選び出すという方法もあります。同じく九州の超強豪校である九州学院はまさにそちら側の高校です。しかし、その体制は確かに競争を激化させることで強いメンバーを選出する事は出来ますが、一方で一つ間違えるとチーム内に目が向いてしまい肝心の敵に目が向かない状況になりかねません。また、派閥もできやすくチーム運営という意味では難しくなりやすいです。

その点は、少数精鋭という体制にすることで余分な頭を使う必要がなく、また極力無駄のない稽古や組織の運営を意識するようになるため効率が良いと言えます。常に効率を求めて稽古や私生活を送る事でより成果に繋がりやすくなるため、非常に成果をあげやすい体質になります。

数々の有名な選手の中でも代表格はこの人

これまでに数々の名だたる選手を輩出してきた福大大濠ですが、皆さんの記憶に新しい選手と言えば梅ケ谷選手で間違いないでしょう。

彼の名が一躍世に出たのは3年時に参加した玉竜旗での事です。奇跡の11人抜きを見せて、会場をどよめかせ見事チームを優勝へと導きました。連戦になればなるほど疲れもたまり、また相手の選手を負かして次に出てくる選手はそれまで休んでいたフレッシュな状態の剣士という事を考えれば11人抜きというのがどれだけの偉業かは説明の必要がないかと思います。

その後、中央大学へと進学し大学においても一年生ながら日本学生剣道選手権ながら優勝するなど華々しい結果をあげています。4年時には主将も務めるなど人格面でも評価の高い選手です。

最後に

いかがでしたでしょうか。福大大濠は少数精鋭で確実に勝ちにいく体制の下、常勝軍団として君臨している事がお分かり頂けたかと思います。今後もますます高校剣道界を盛り上げてくれるでしょう。

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