筆者は、剣道を小学3年生から始めており、大学生になるまでに県大会で多くの賞を受賞してきました。5校から推薦を頂き、高校へ入学しています。
・試合は苦手
・基本ならある程度はできるのに試合になると勝てない
・勝率が安定しない
・振りは速いと言われるのになぜか勝てない
・試合の組み立て方が分からない
などなど。
試合に勝てず、お困りの方へ試合における勝ち方を伝授いたします。特に、中高生の方は必見です!
ある程度の基本ができていれば、絶対安定して勝てるようになるので、実践してみてください!!
敗者全員に共通すること
どれだけ強い人でも、負けるときの共通点があります。
なんだと思いますか?
それは・・・
一本を取られたことです!
当たり前じゃないか!と思うかも知れませんが、これを意識できる人ってほんの少しなのです。
先生に「打てー!」と言われれば言われるほどに、焦って一本を取りにいっていませんか?
あなたの目的は「試合に勝つことなはずです。たくさん打つことでは、ありません。一本を取られなければ、負けることはありません。
一本を取られないことを意識する重要性
あなたは普段、どんな練習をしていますか?
切り返し、面打ち、小手打ち、胴打ち、掛かり稽古、面に対しての応じ技、小手に対しての応じ技・・・
剣道の練習ってよく考えると、守備の練習がないんです。
試合で勝つために、守備は必要ではありませんか?
先ほども述べましたが、剣道の敗者の共通点は、「一本を取られたこと」です。防御は必要です。
守備に意識して練習をすることで、勝利がグッと近づきます。
一本を取られないために
大切なのはたった二つです。
①間合いを詰めること
②中段の構えを崩さないこと
2点だけ意識できれば良いです。
①間合いを詰めること
剣道の一本の条件は、以下に定められています。
有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。
剣道試合・審判規則第12条
「竹刀の打突部」というのがポイントです。とにかく間合いを詰めれば、打突部で打ち込むことはできませんので、一本を取られることはありません。
中学生で、たまーにつばぜり合いから、離れないようにする選手がいますが、あれはNGです。
間合いを詰めるとはどういうことなのか?
以下に参考になる試合を載せておきます。
注目すべきは名門水戸葵陵!と言いたい所ですが、茗溪学園の方です。
正直、打突は水戸葵陵の方が上手ですが、防御の上手さで 茗溪学園 が勝利を収めています。
先鋒戦は、特にそうですが、積極的に間合いを潰す姿が印象的です。
無理して打突する必要なんかありません。
打たれないために、まずは前に出ることが大切です。(何度も言いますが、打つ必要はありません)
仮に相手が下がってくれれば、そこを打てばあなたの一本です。まずは間合いを詰めることが大切です。
②中段の構えを崩さないこと
中段の構えは、最も攻守が自在な構えとされています。
これは、様々な剣道連盟が出版している剣道教本にも、大抵かかれていますし、学科試験でも良く出ますよね。
とにかく中段は攻守双方に適した構えです。構えを崩さなければ、基本的には防御をすることが可能です。
先生からもよく言われませんか?「構えを崩すな!」って。結構正しいと私も思います。
構えを崩さないってどういうこと具体的にはどいうことでしょうか?
下記のYoutubeを観て、試合における構えを崩さないを理解しましょう。
わざと、再生位置を1分9秒からにしています。繰り出される相手の技をいとも簡単に防いでいます。(ちなみに相手も名門校の大将です)
その他、この動画には参考にできる防ぎ方が詰まっていますので、全て見てください。
なお、竹ノ内選手は返し技が得意な選手のため、三点隠しがやや多めです。 三点隠しは個人によって、合う合わないがあるので、なれない選手はやめておきましょう。
まとめ
これまで試合で守備を意識できたことがありましたか?
ないなら是非この機会に意識をしてみましょう。
また、「間合いを詰める」と「構えを崩さない」の2つをいっぺんにできるようになると、攻めの感覚もこれまで以上に感じられるようになります。
勝率がアップすることを祈っております!
1995年生まれ。
本サイトを運営しています。
小学3年生から剣道を始めました。
あんまり自慢にはなりませんが、
5年生で県大会準優勝。中学、高校県ベスト4。と賞を頂いたことがあります。。
大学では剣道部がなかったため、やりませんでしたが、23歳で剣道再開しました。
久々の剣道めっちゃ楽しいけどめっちゃしんどい。笑
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