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高校・大学と剣道の名門で鍛え上げた将来の有力候補の1人真田選手の強さの秘訣とは

剣道
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「真田裕行」
鹿屋体育大出身の真田選手は高校剣道界の名門「九州学院」を母校とする鳥取県出身の選手です。中段の構えから繰り出される強烈な小手を武器に強敵をなぎ倒してきたわけですが、若くして段位4段を獲得するなど今後の活躍も期待されます。今回は、そんな期待のホープ真田選手の魅力と彼の強さがどこにあるのかという事についてご紹介をしていきます。

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強さを支える母校の存在

先ずは真田選手の強さの原点ともいえる九州学院高等学校について紹介をしていきます。この学校、高校剣道で高みを目指そうとする人であれば絶対に耳にする名ですし、実際に頂点に君臨する学校です。野球なら大阪桐蔭、サッカーなら九州国際大付属などそれぞれの分野において圧倒的な存在感を示す学校があるかと思いますが、剣道界のそれが九州学院です。少なくともこの記事を読みに来ている方であれば間違いなく知っているであろう学校だと思います。

そんな九州学院ですが、昔から強くあり続けたというよりはここにきて一気に息を吹き返した感はあります。ただし、息の吹き返し方が尋常ではありません。世界大会に最年少で選ばれた山田選手が2年生の時に中堅を務めた世代で15年ぶりのインターハイ優勝を飾り、そこからまさに王者に相応しい圧倒的な勝率を誇っています。その後、勝ちに勝ちまくり、なんとインターハイで前人未到の4連覇を達成、全国選抜大会では6連覇と九州学院の名を聞くだけで多くの学校が肩を落とすほどの成績を上げるようになりました。ちなみに下記に4連覇を達成した時の動画を載せておきますので、宜しければご覧ください。

九州学院 空前絶後の四連覇 インターハイ剣道2016

では、なぜこれほどまでに九州学院は強いのでしょうか?一世代に偶然良い選手が固まり破竹の勢いで勝ち進む事はありますが、絶対に世代交代が起こる高校剣道において4連覇を成し遂げるというのは到底考えられる事ではありません。実は、強さの秘密の1つとしてあげられるのは毎年のように公式メンバーの中に下級生が入っているという事です。これだけの強さを誇る高校ですので、1学年違う先輩の中に割って入るというだけでも大変な作業ですが、それを毎年のように意図的にかそれとも取った人材の素質によってかはさておき実行している事によって先輩たちが培った戦いのエッセンスを後輩が見事に引き継ぎます。

偉大なOBの存在

九州学院の強さの秘密は現役選手たちの戦い方の引き継ぎだけではありません。卒業した先輩たちは大学剣道界の頂点に君臨する筑波大学をはじめ、各有名大学へ進学しさらにその先に剣士として技を極めようとする者たちの登竜門となる警察官へ奉職するという道を歩む者が多いのです。中には先ほど紹介した山田選手のように最年少で世界大会の代表に選ばれるなど輝かしい成績を上げている諸先輩がいる事で、1人1人のモチベーションは常に高い状態で日頃の試合や稽古に臨む事が出来ます。頑張れば自分が望む未来を勝ち取る事が出来ると信じて稽古を積めば上手くなるのは当然です。

もう一つの強さの原点

真田選手にとってもう一つの強さの原点は部員100名を超えるマンモス剣道部の鹿屋体育大という存在です。基本的に稽古は毎日行われ、全国大会での優勝という目的を掲げて日々鍛錬を続けています。そして、その中でも真田選手は結果を残し学生ながらに全国の剣道の頂点を決める戦いである「全日本剣道選手権大会」に出場するという結果を出しています。100名を超える中でそのような部を代表する結果を出し、代表として戦いに臨む事で自ずと責任が生まれ、日々の稽古にも身が入るようになります。下記は真田選手が選手権大会に出た際の映像です。

第65回全日本剣道選手権大会・4回戦:真田裕行(鳥取)vs 畠中宏輔(東京)

真田選手の強さの秘訣

ここまで真田選手の強さの原点である母校2校についてご紹介をしてきました。では、真田選手個人としてはどのような強みがあるのでしょうか?次に母校の支えを受けながらも結果を出し続ける真田選手の強さの秘訣についてご紹介していきます。

真田選手の強さの秘訣 小手

真田選手の得意技は小手になります。面や胴などと違い大きく振りかぶることなく一瞬のスキを取られてしまう小手が得意である事から相手もそれを意識せざるを得ません。基本的に戦いに臨む前には相手の強みや弱みを徹底的に調べ尽くすわけですが、逆に調べる事によって意識をしすぎてしまうという事もあります。一瞬のスキを狙われ小手を取られるという意識を相手に芽生えさせる事で真田選手としては有利に試合を運べることになるわけです。

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