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剣道にそんなルールあったのか。「審判規則」を読んでみた

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こんにちは。もとかわです。剣道歴11年24歳の男です。
今回は、剣道のルールブック「審判規則」について読んでみました。大会の審判長から「本大会は審判規則・同細則に基づいて・・・」というのは、剣道をやっている人なら必ず聞いたことがあるフレーズでしょう。
読んでみると、剣道歴11年の私でも、知らないことが意外とありました。今日は、そんな意外に感じる「審判規則」をピックアップして紹介したいと思います。

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試合の枠線は太さが決まっている

意外と細かく書いてあるんですよね。「剣道試合・審判細則」には、以下の様に記載されています。

各線は、幅5センチメートルないし10センチメートルとし、白線を原則とする

剣道試合・審判細則

これはちょっと意外でした。ただ知らずに開催している大会も多そうですよね~

試合態度の悪さが負けとなることもある

「剣道試合・審判規則」には、以下の記載があります。

判定により勝敗を決する場合、技能の優劣を優先し、次いで試合態度の良否により、判定する。

剣道試合・審判規則

参加者が多い大会では、よく判定で決する場合がありますが、その際、試合態度が悪いと負けることがあるようです。どんなことがあっても、揺るがない精神が評価されるんですね!

無理に相手を押し出すのは反則

これは知っている方も多いかもしれませんね。

相手を不当に場外に出す。

剣道試合・審判規則

場外に出すなら正しい体当たり、正しいつばぜりで出す必要がありますね。

相手を抱え込むのは反則

先生との厳しい稽古の中では、抱え込まれることもしばしばありますが、試合で行うのは禁止とされています。

試合者が、次の各号の行為をすること。(一部省略)禁止行為は、次の各号などをいう。

1.相手に手をかけまたは抱え込む

剣道試合・審判規則・審判細則

実際のシーンがありましたので、ご覧ください。水戸葵陵は、この技をする選手が多く見受けられますね。癖になっているような気もします。ただ、確かにこの技はいただけませんが、私はこの選手の剣道とても好きです。まっすぐで力強い剣道をされる選手です。

剣道で見事な投げ技(反則)2015玉竜旗

自分の竹刀の刃部を持たなければ反則ではない

審判規則。同細則には以下の記載があります。

試合者が、次の各号の行為をすること。(一部省略)禁止行為は、次の各号などをいう。
(一部省略 )

2.相手の竹刀を握る または 自分の竹刀の刃部を握る

剣道試合・審判規則・審判細則

私は自分の竹刀でも相手の竹刀でも、試合中竹刀に触れる行為は禁止だと認識していましたが、そうではないのですね。自身の竹刀の場合は、刃部でなければセーフということのようです。それは知りませんでした。。六三四の剣という漫画では、以下のようなシーンがありますが、これは反則ではないということなんですね~

マンガ『六三四の剣』の最終回ってどうだった? - Middle Edge(ミドル ...

審判員の服装は細かく決まっている

なんとなーく、審判っていつもネクタイ赤色だなぁと思っていましたが、服装は審判細則で細かく決まっていたんですね。初めて知りました。

審判員の服装は。次のとおりとする。ただし、その大会で定められたばあいは、この限りではない。

1.上衣は紺色(無地)とする。

2.ズボンは灰色(無地)とする。

3.ワイシャツは白色(無地)とする。

4.ネクタイはえんじ色(無地)とする。

5.靴下は紺色(無地)とする。

剣道試合・審判規則

ここまで細かく決まっていたとは驚きですよね。

一本取得後ガッツポーズをすると、一本は取り消しとなる

こちらは有名な話ですよね。なお、審判細則では「ガッツポーズ」とは明言されず、「必要以上の余勢」という言い回しの用ですね。

規則第27条(有効打突の取り消し)不適切な行為とは、打突後、必要以上の余勢や有効を誇示した場合などとする。

剣道試合・審判細則

こちらは、テレビでも取り上げられたことで有名ですよね。

剣道の試合でガッツポーズを取ると一本が取り消しになる。トリビアの泉

弦が上になっていない場合、審判から指導する必要がある

私、学生時代によく指導貰っていました。笑 先生の好意で指導してもらっているんだと思っていました。特に学生時代でしたし。でも、先生の好意ではなかったのね。笑 しっかりとルールが決められていたのか。。

主審は、試合者の竹刀の弦が上になっていない場合、1回のみ明確に指導する。

剣道試合・審判細則

誰も審判の判定に異議の文句をいうことはできない

審判に文句を言う人は多いのが実情ですが、言ったって仕方がないってことですね。

第35条 何人も審判員の判定に対し、異議の申し立てをすることができない。

剣道試合・審判規則

審判に文句を言うのは、気持ちもよくないですよね。やめましょう~

監督に限っては異議を申し立てることができる

上記と矛盾するような気もしますが、監督に限っては異議を申し立てることができるようです。

第36条監督は、この規則の実施に関して疑義があるときは、その試合者の試合終了までに、審判主任または審判長に対して、異議を申し立てることができる。

剣道試合・審判規則

第29条 規則第36条(異議の申し立て)の時期は、当該試合者の試合終了時の相互の例までとし、その要領は次のとおりとする。
1.監督は、異議の申し立ての合図をする。
2.監督は、審判主任または審判長に疑義の内容を申し立てる。

剣道試合・審判細則

なんと!監督は異議の申し立てができるとは・・・。あの時の監督にも伝えてあげたい。。笑

まとめ

今回、私が意外に感じたルールをまとめましたがいかがだったでしょうか。結構知らないことも多いなぁと感じましたし、とても勉強になりました。剣道化の皆様はぜひ読んでみることをおすすめします!

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